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加山雄三さんの愛船「光進丸」沈没

2018/04/04 18:50:47 | 事件・事故 | コメント:0件

光進丸火災沈没-1

火災沈没の概要


引用

2018年4月1日の午後に安良里漁港から20~30メートルの沖合で停泊中に出火し、ほぼ全焼。その後、4月3日午前3時半頃に鎮火した。出火当時、光進丸には、誰も乗船しておらず、死者、負傷者は出なかった。カビを防ぐためにエアコンを常時稼動しており、出火当日に点検が行われ、異常が無いことが確認されていた。警察は電気系統のトラブルが原因とみて調査を進めている。加山雄三は、当日、沖縄県でコンサートを行っており、終了後に火災について知ったという。
4日午前9時40分ごろ、「光進丸」が、船体の調査の為、横に付けてロープでつながっていた無人の作業船とともに突然、転覆した。光進丸には作業員1人が乗っていたが、すぐに海に飛び込み、別の作業船に引き揚げられて、けがはなかった。火災時に船底の亀裂から浸水していた。


船名 光進丸
所有者 藤高造船株式会社
事実上のオーナー 加山雄三
竣工 1982年
総トン数 104t
長さ 25.6m
 6.61m
馬力 1,820ps
最高速力 14ノット
定員 18名
停泊港 静岡県西伊豆町の安良里漁港


ニュース動画


消火中
光進丸火災沈没-3



鎮火後調査中
光進丸火災沈没-2



今後の対応


沈没はしてないものの、完全に転覆した状態でまだ少しづつ進水している状況なので、最初に船体の安定確保を行なうことになるでしょう。亀裂箇所の止水やバルーン等による浮力確保、進水が止まれば船内の排水も行なうかもしれません。船体の安定が確保されれば次に、陸上へ船体を移動させる手順かな。水没したままだと調査も難しいでしょうし、船内に残っている油脂類が流出する可能性もあります。方法としては色々考えられますが、船体重量は100tを超えていると思いますので結構大きなクレーンが必要になるのではないでしょうか。1つは転覆している場所に大型起重機船を係留して吊上げて甲板上へ揚収、調査を行なう場所へ移動して陸揚げ。別の方法として、転覆した状態で別のボートで最寄の岸壁へ曳航、起重機船又は陸上クレーンで陸揚げ。いずれにしても、調査して手順を確認、必要な資機材を手配など今月中に引揚げられそうな気はしませんが、どうなることでしょう。

事故関係者の心境


「光進丸」クラスの船舶だと建造費も数億円は必要でしょうから、物損としても残念でしょうし、なにより愛着とか思い出が詰まっているものが無くなってしまった悲しみは大きいことでしょう。海ってみんなのものですから、転覆した海域付近のみなさんに申し訳ない気持ちもあるでしょうし、油の流出があれば海産物や生活に影響が出るかもしれません。あとニュースでは出火当日にも船内の点検に来ていて異常が無いことが確認されたとあったので、何人で点検してたかは不明ですが、作業されていた方の気持ちを察すると心が痛いです。現況では物損だけで、負傷者がいなかったことが不幸中の幸いですね。
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