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「crane-vessels.com」起重機船画像サイト 更新のお知らせ

2018/10/12 20:16:20 | 起重機船_世界 | コメント:0件

「crane-vessels.com」更新のお知らせ


 色々な種類の作業船が世の中には存在してますが、その中でも起重機船がダントツで魅力的に感じちゃいます。日本国内でも起重機船は数多くいますが、世界に目を向けるとより多くの、より大きな起重機船がほんとにたくさんいるので驚きです。そんな起重機船をネットで見るたびに興奮し、吊能力や大きさ、特徴なんかをメモしてましたが、やっぱり画像で見るのが一番分かりやすいですよね。
 現在、国内では洋上風力発電設備建設に向けたSEP型起重機船(自己昇降式起重機船)を建造していますが、まだ完成していません。ですが、世界には数多くのSEP型起重機船が存在していて、すでに活躍しています。日本の技術力を駆使すれば容易に建造できたと思いますが、需要が無かったのでしょう。2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波により東京電力福島第一原子力発電所で大量の放射性物質の漏洩を伴う重大な原子力事故が起きたことは記憶に新しいですが、そこから原発=悪という考え方がより一層強くなり、今日の洋上風車建設にもつながっていっているような気がします。なので、日本は世界に比べて少し出遅れてる感はありますが、今後の成長に期待しましょう。
 今回の「crane-vessels.com」サイト更新では、SEP型起重機船に注目し、世界の起重機船を検索しました。100隻以上のSEP型起重機船を掲載していますので一度、見て頂けるとうれしいです。
 なかでも特徴的なものをこの記事でピックアップしていきます。
 リンク先:「crane-vessels.com」


「crane-vessels.com」のページ紹介


 「crane-vessels.com」のホーム画面に更新した①「吊上能力ランキング」と②「自己昇降式起重機船 吊上能力ランキング」を掲載してます。

ホーム画面
 ①「吊上能力ランキング」は全ての起重機船を吊上能力順に掲載しています。以前は船籍別に分けてるだけでした。吊上能力順のほうが見やすいのかなと思い作成しましたけど、まだ2,000t未満の部分に関しては途中段階なのでご容赦ください。
 リンク先:「吊上能力ランキング」

 ②「自己昇降式起重機船 吊上能力ランキング」に今回調べた世界の自己昇降式起重機船を掲載してます。この他にいるなら教えて頂きたいです。
 リンク先:「自己昇降式起重機船 吊上能力ランキング」
自己昇降式起重機船のページ

 ③「起重機船 一覧表」 ここに、「crane-vessels.com」で掲載している起重機船の一覧表を掲載しています。
 リンク先:「起重機船 一覧表」

2.特徴的なSEP型起重機船たち


 今回の更新で追加したSEP型起重機船の中でも特徴的なものを抜き出してみました。

歩行する作業船「WAVEWALKER 1」


リンク先:「WAVEWALKER 1」
WAVEWALKER_1_title.jpg

船名WAVEWALKER 1
所有者WaveWalker BV
竣工2012年
クレーン能力92.9 t @ 8 m
長さ32m
32m
深さ4.5m
レグ長さ40m
レグ直径1.8m
歩行幅4.0m/回


wavewalker_GIF-2.gif

 この動きを見れば一目瞭然ですが、ありそうで無かった歩行できる作業船。この発想力が素晴らしいですね。
 レグを8本搭載していて、基本的には4本1セットで自立した後にサイドというのか横の可動部分をスライドさせて残りの4本のレグで自立、またスライドさせて・・・というのを繰り返して歩行できるというものです。1回のスライドで4m移動可能。この仕組みのすごい所は海上だけではなく、陸上でも歩行が可能という点。この特徴を最大限に生かしている施工事例を紹介。

引用


Hinkley-Jetty-Construction.jpg
WaveWalker-1-Hinkley-Jetty-1.jpg
Hinkley-Jetty-1.jpg
Hinkley-Jetty-2.jpg
Untitled-design-1-1.jpg
Offshore-Windfarm-OM-2015-e1528800306388.jpg
 引用元:WaveWalker BV


 岩場のような海岸線付近で桟橋みたいなものを構築している様子。「WAVEWALKER 1」を作業台として効率よく施工しているのが分かります。
作業員の方は海岸線を歩いて帰るしかなさそうですが。

レグ8本「EXCALIBUR」


リンク先:「EXCALIBUR」
EXCALIBUR_title.jpg

船名EXCALIBUR
所有者Fugro Seacore Limited
竣工1978年
クレーン能力230t吊
長さ60m
32m
深さ5.0m


 先程の「WAVEWALKER 1」のように歩行することは出来ませんがレグが8本あるSEP型起重機船。
 こんなにいるの?と不思議に思ったので載せてみました。建造日時が1978年になっていたので建造時からSEPでは無かった可能性があります。船体の強度的にレグ本数が少ないとOUTだったのでレグ本数を増やして対応したのではないかなと、私は勝手に想像しました。安心感はありそうですけどね。

船体最大 長さ160.9m「PACIFIC OSPREY」


リンク先:「PACIFIC OSPREY」
PACIFIC_OSPREY_title.jpg

船名Pacific Osprey
所有者Swire Pacific Offshore
 Operations (Pte) Ltd 
竣工2012年
クレーン能力1,425 T @ 31 m
長さ160.9m
49m
深さ10.4m
レグ長さ105m
レグ形状トラスタイプ
船室数111部屋


 見るからに船体が大きいのが分かります。クレーンブーム長さは不明ですが、多分100m程度はあると思います。それがすっぽり船体に収まっているので船体が大きいということになります。SEP型起重機船だとブームが長いものが多いので船体からブーム先端側がはみ出しているタイプが多いです。そしてレグは6本。これも船体が長いからなのか。レグの形状はトラスタイプ。日本国内で建造中又は建造予定の完成イメージを見ると円柱又は角柱のレグになっています。恐らく、運用していると頻繁に使用する高さの部分が摩耗したり経年劣化で損傷してくると思いますが、イメージ的にトラスタイプの方が修理とかメンテナンスの部分で有利な気がします。柱タイプのものは丸っと1本交換になりそうな気がして。

クレーン能力 2,000t吊「龙源振华叁号」


リンク先:「龙源振华叁号」
Long_Yuan_Zhenhua_San_Hao_title.jpg

船名源振华叁
所有者Jiangsu Longyuan Zhenhua Marine Engineering Co.,Ltd.
竣工2018年
クレーン能力2,000t吊
長さ100.8m
43.2m
深さ8.4m
レグ長さ85m


 やっぱり中国。全球一、世界一という称号欲しさに大きなものを建造しちゃいました。クレーン能力って国際的な規格があるんですかね?日本は安全率とか厳しい基準がありそうですけど、中国とか韓国とかってどうなんでしょう。中国あたりの起重機船が日本に来ても同じ吊能力で検査通る気がしません。ですが、SEP型起重機船のクレーン能力は現在、「龙源振华叁号」がNo.1です。見た目は丸みが無くカクカククしてるので好きです。

転覆 「SEA WORKER」


リンク先:「SEA WORKER」
SEA_WORKER_title.jpg

船名SEA WORKER
所有者A2SEA
竣工2008年
クレーン能力400t吊
長さ55.5m
33.0m
レグ長さ73.2m


 これは見るからにやばいですね。詳細を調べると2016年1月27日午前3時(デンマーク現地時間)曳航中の荒天で曳航索が破断して漂流、座礁、転覆という流れみたいです。転覆した「SEA WORKER」に15人乗船していたそうですが、みなさん無事に救助されたそうです。事故当時の天候は南西の風16m/s、有義波高3.5mのまあまあな時化だったみたい。下記の動画の中で転覆する前の荒天状態を映す暗視カメラの動画がありますが、「SEA WORKER」ぐらぐらに揺れてます。救命ボートみたいなものも映っていますが、よく船から降りれたなと思うくらいの緊迫感が伝わってきます。

デンマークのローカルTV局「TV Midtvest」で事故当時や転覆後の動画がありましたので掲載。

引用



 引用元:TV Midtvest:Et år efter dramaet: Nu slipper Sea Worker fri af bølgerne


不安に思ったこと


 私が気にすることではないかもしれませんが、SEP型起重機船を調べていて少し不安に思ったことがあります。
 日本国内で続々とSEP型起重機船の建造が進みそうな予感がしますが、ヨーロッパと日本で決定的に異なる作業条件として 地震の多さ があるのではないでしょうか。ヨーロッパ特に北海周辺では100年以上、大きな地震は観測されていません。地中海沿岸のイタリアでは地震が多いですが。

 引用元:Wikipedia M5.5以上の地震(1900-2016)地中海

 地震の多い日本国内でSEP型起重機船による施工が各所で行われるようになると、施工中に地震に被災する確率が上がっていきます。陸上工事や一般的に作業船で施工している比ではないリスクがあるように思います。
 施工中に地震が起きた場合、まず最初にSEPが倒壊して海に投げ出されてしまう可能性。レグが不動沈下したり、接地しているSEP自体が傾斜して最悪の場合、SEPが倒壊するかもしれません。
 次に、津波警報が出されてもすぐには退避できない。レグの昇降には時間が掛かると思うので下船しようと思うとゴンドラ方式になるのかな。下船しても離脱用のボートがいないと脱出できないのでSEP上に居る方が安全かもしれません。逆に沖合で水深がある場所で施工していれば津波の影響があまり無いかもしれませんが。
 他にも潜在的なリスクが存在している気がしてなりません。地震予報は今の段階では不可能に近いので、どう対応すれば良いのか分かりませんね。
 普通に想像しても施工中の危険がたくさんある洋上風力発電設備設置作業だと思いますので、施工中の事故が起こらないことを願っています。
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