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3,000t吊SEP起重機船と「Wind Turbine Shuttle」

2019/07/01 19:02:07 | 起重機船_世界 | コメント:0件


 少し過去の情報ですが、3,000t吊の自己昇降式起重機船「Voltaire」建造計画の記事を見つけましたので紹介。

 発注者はJan De Nul Group、建造は中国のCOSCO Shipping Heavy Industry。完成予定は2022年。クレーンはHuisman。



3,000t吊自己昇降式起重機船「Voltaire」の概要



Voltaire-1.jpg
 
 まず、Jan De Nul Groupという会社は1938年にベルギーで設立され、現在はルクセンブルクに財務本部を置く会社。海上インフラの建設及び維持を国際的に提供する会社らしいですが、主たる営業項目は「浚渫」だそうです。

 この会社、自己昇降式起重機船は「Taillevent」(1,000t吊)「VOLE AU VENT」(1,500t吊)に続き、「Voltaire」で3隻目。

 「Voltaire」の概要。比較の為、「VOLE AU VENT」(1,500t吊)を併記。
Voltaire-2.jpg

「VOLE AU VENT」(1,500t吊)のGIF。
VoleAuVent_360_v003.gif


 比較すると、クレーン能力は2倍。甲板の貨物スペース、積載重量はおよそ2倍。レグ長さは130mで最大作業可能水深が80m。クレーンジブの長さは不明ですが140m~150m程度はありそうに見えます。クレーンポストの高さもあるので230m程度まで揚程はありそうです。


引用

CP-8001完成お披露目-2

引用元:焦点:欧州風力発電、生き残り賭けた「超巨大風車」




 Jan De Nul Groupのプレスリリースにも9.5MW風車の建設予定があると記載がありますが、十分施工可能な大きさですね。

Voltaire-3.jpg

Voltaire-4.jpg
 

Jan De Nul Group プレスリリース




引用 (Google翻訳)

次世代の洋上風力発電プロジェクトの準備

05-04-2019

Jan De Nul Groupは、中国のCOSCO Shipping Heavy IndustryにVoltaire 、その3番目のオフショアジャックアップ設置船を注文します。 3000トンを超える比類のないクレーン容量で、このジャッキアップ船は再生可能エネルギー産業を支援して将来の海上風力発電所を建設することができます。 船は2022年に配達される予定です。

世界の洋上風力産業は、次世代の洋上風力タービンを開発しています。 これらのタービンは270メートル以上の高さにすることができ、120メートルの長さのブレードが取り付けられています。 現在市販されている洋上設置船は、タービンのサイズおよび設置高さ、ならびに増大する基礎寸法のために、これらのタイプのタービンを設置することがますます困難に直面している。

この船舶は将来の海洋再生可能エネルギーの準備が整うだけでなく、石油およびガス産業、そして海洋構造物の廃止にも展開可能となるでしょう。

Offshore Jack-Up Installation Vesselは、フランスの作家、歴史家、哲学者のFrançois-Marie Arouetにちなんで名付けられ、18世紀のヨーロッパの啓蒙の象徴として知られています。 Voltaireと私たちのJack-Up Vesselはどちらも彼らの専門分野の中で先駆的です。


引用元:Jan De Nul Group_Press Releases[2019年4月5日]





洋上風車設置船「Wind Turbine Shuttle」


 
 日本でも自己昇降式起重機船が建造され、洋上風車の建設が活発になりそうな予感がしますが、そもそもSEP起重機で施工するより大組したものを搭載するほうが早くて安全なのでは?という発想で計画されている洋上風車設置船を見つけましたので紹介。

 紹介するのは、Huisman Equipment B.V.のホームページに掲載されていたもの。名称は「Wind Turbine Shuttle」。
 


引用 (Google翻訳)

WTS-0.jpg

風車シャトル (WTS:Wind Turbine Shuttle)

洋上風力タービンの設置効率を向上させるために、風力タービンシャトル(WTS)を開発しました。動的に配置された高速航行(14ノット)。無事に。 低船体運動、補償システムおよび正確な動的位置決めシステムを組み合わせることによって、風力タービンは、最大3.5 mの有意な波高までの海の状態での設置の間、固定基礎に対して実質的に静止状態に保たれます。

利点WTS:
• 北海の年間天候で80%以上の作業性。
• 優れた運動特性
• アクティブロールおよびピッチ容器運動補償システム。
• アクティブヒーブ、ピッチおよびサージ補償巻上げシステム。
• 高い走行速度とDP3。
• 1つの部品で2つまでの風力タービンを輸送することができます。
• 陸上での試運転と試験、オンラインで早くタービン。
• ジャケット、モノパイル、杭打ちなどの海洋構造物の設置も可能です。


引用元:Huisman Equipment B.V._Products_Wind Turbine Shuttle



計画段階だと思いますが、掲載されていた画像を紹介

 大組した風車2基を運搬して1基目を搭載
WTS-1.jpg

 ジャケットも2基運搬可能
WTS-2.jpg

 大組風車浜出し。作業船の形状的に専用の岸壁がいりそうですね。
WTS-3.jpg

 風車運搬時の状況
WTS-4.jpg

 上部施設も運搬、架設可能
WTS-5.jpg

 モノパイルも運搬可能。打設は厳しいのかな。吊上げているクレーンが固定っぽいですね。
WTS-6.jpg

 この画像を見る限り、発想的にはいい気がするんですが、実用性は無さそうに思えます。やっぱりSEP起重機船の方がいろんな面で現場に対応出来そうな気がします。
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