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Wind Catcherという巨大浮体式風車

2021/07/03 11:50:46 | 風車 | コメント:0件

 ノルウェーのWind Catching Systems社が開発した巨大な洋上風力発電システム。

 117基の1MW風車が取り付けられたパネル状の形状。高さは300m以上。長さは記載が無いですが、恐らく400m程度はあります。

 発想としてはとても良いものではないかなぁと思いました。

 洋上風車の分類としては浮体式。着床式の設置個所には限りがありそうなので着眼点も良い。

 ただ、浮体式なので陸から遠く離れた場所に設置されるものなんでしょうが、台風並みの強風で係留していたアンカーが走錨して陸側に向かってきたら大事件でしょうね。

 それは浮体式風車全てに言えることですが。

 今のところ、概要的な部分しか分かりませんが、調べれる範囲で調べてみました。

 



1.Wind Catcherの掲載記事




Google翻訳

117の洋上ファンは、発電のために積み重ね、それは本当に気まぐれではありませんか?

コアヒント:ノルウェーの洋上風力会社Wind Catching Systems(wcs)とAibelは、2022年に大型フローティングファンアレイ「WindCatcher」を建設すると発表した。

ノルウェーの洋上風力会社Wind Catching Systems(wcs)とAibelは、2022年に大型フローティングファンアレイ「WindCatcher」を建設すると発表した。 117台の1MWファンで構成されるこのアレイは、300メートル以上の高さの半潜水プラットフォームに取り付け、巨大な帆を遠くに見えます。

Wind_Catcher-01.jpg

コンパクトな設計により、Wind Catcherは、設置やメンテナンスに関係なく、従来のフローティング風力と比較して、海面積を80%削減し、設置やメンテナンスに関係なく、専用の船舶や大型クレーンを使用せずに、ファンをターゲット位置まで昇降できます。

現在、従来の洋上ファンは11~12m/sの風速で発電効率が最も高く、Wind Catcherは18m/s以上の風速に適しています。

WSCのオレ・ヘゲム最高経営責任者(CEO)は、風力タービンの発電電力が風速とともに指数関数的に増加することを念頭に、同社が設計したと述べた。 風速が9~11m/sの風力エネルギー密度は約300ワット/m2、風速17m/sで1,300ワット/m2に達する技術の鍵となります。

Wind_Catcher-02.jpg

WCS の試算によると、Wind Catcher の単位掃引面積は、従来の 15 MW の 3 ブレード ファンの 2.5 倍のエネルギーをキャプチャします。 同時に、50年の設計寿命は固定洋上風力に匹敵するLCOEを可能にする。

「私たちの目標は、LCOEが2022年までに60ユーロ/MWを下回り、従来のフローティング風力が2030年までに達成できる目標を達成することです。

引用元:shipoe.com | 117台海上风机叠起来发电,这真的不是异想天开?



 記事の中にいくつか注目すべきキーワードが出てきます。


注目‼

”半潜水プラットフォームに取り付け”



高さが300m以上になるので土台というか浮体部分はかなり大きなものになりそうな気がしましたが、半潜水式プラットフォームと聞いて納得。

 廃棄予定の石油掘削リグなど流用できるかも。


注目‼

”117台の1MWファン”



これは、画像を数えると横 13列×縦 9段=117基でした。


注目‼

”50年の設計寿命”



通常の設計寿命は20年。


注目‼

”Wind Catcherは18m/s以上の風速に適しています”



従来の風車だと11~12m/sが発電効率の良い風速だそうですが、なんと18m/s以上の風速で発電が可能。

この差はすごそうですが、まゆつばなのでしょうか。

動画で見かける強風の中、風車が勢いよく回って最終的にはブレードが破裂するやつ。



LCOEとは?

Levelized Cost of Electricity。均等化発電原価。
発電にかかるコストを明示するための指標。
発電所の建設に要する設備費・工事費・部材費などの初期コスト、運転や維持にかかるコスト、そして設備の廃棄にかかるコストすべての合計を、その発電システムが稼働し、数十年後に廃棄されるまでに発電する量(生涯発電量)で割り、算出される数値が、均等化発電原価









2.Wind Catching Systemsのウェブページ



Wind Catching Systemsのリンク先:Wind Catching Systems AS

概要的なことが説明されてます。

Newsに証券会社主催のプレゼンに参加した時の資料もありました。

ウェブページにある概要とほぼ同じですが。

気になる方はリンク先を貼ってますのでご覧ください。



ところで、日本でも”Wind Catcher”のようなアイデアで一攫千金を狙っている方っているんですかね。

アイデア良くても現在の文明で現実化できなかったら意味なさそうですし。

ただ、こういうアイデアは世界中の洋上風車関係者が考えているんでしょう。

ご苦労さまです。



Google翻訳

風力キャッチングシステムズ、浮遊洋上風力技術を発売

Wind_Catcher-00.jpg

オスロ、2021年6月7日

風力キャッチングシステムズは、アイベルASと主な請負業者として協力して、浮遊洋上風力発電所の画期的な風キャッチング技術を製品化します。この技術は効率を高め、作付面積の使用を80%削減し、生産コストを削減し、浮遊洋上風力が底辺の固定価格で電力を生産することを可能にします。フェルドASとノースエナジーASAは、同社の主要な所有者の一人であり、技術の大幅な成長と輸出の機会を見ています。

「風力発電は、2022年から2023年に、従来の浮体式洋上風力発電所よりも少なくとも10年早い、早ければ、浮動洋上風力を競争力にします。主要な請負業者であるAibelと協力して、水上風力発電所の効率を劇的に向上させ、作付面積の使用を80%削減する画期的な技術を製品化します。私たちの目標は、洋上風力事業者や開発者が補助金なしで他のエネルギー源と競合するコストで電力を生産できるようにすることです。簡単に言えば、我々は、ノルウェーのサプライヤー業界にグローバルベースで大きな機会を提供するボトム固定技術ソリューションのコストで浮動洋上風力を提供します。
– オーレ・ヘッグハイム、 風力キャッチングシステムズのCEO.

風力キャッチングシステムは、アイベルとエネルギー技術研究所(IFE)と共同で、複数の1MWタービンからなる浮遊多タービン技術を開発しています。この技術は、作付面積の使用を80%以上削減し、従来の浮遊洋上風力発電所と比較して効率を大幅に向上させます。同社の主な所有者はフェルドとノースエナジーです。風力キャッチングシステムは、イノベーションノルウェーによってもサポートされています。

「2021年中に技術テストと検証を完了し、2022年に商用開発ソリューションを提供することを目標としています。ウインドキャッチは、従来の浮動洋上風力技術と比較して大きな競争上の利点を有しており、ノルウェーのサプライヤーおよび輸出産業にとって大きなチャンスを見ています。– エリック・ビョルスタッド、フェルドの投資ディレクター

風力キャッチングシステムズの技術は50年の設計寿命を持ち、今日の浮遊洋上風力ソリューションよりも維持コストが大幅に低く、タービンブレード、海洋資源、設置およびメンテナンスによるCO2排出量のリサイクルと再利用に関連する持続可能性の問題を解決します。1つの風力捕獲装置は慣習的な沖合いの風力タービンの5倍の効率で、80,000世帯のためのエネルギーを作り出すことができる。

「ウインドキャッチは、画期的で特許取得済みの設計で、今日確立されたテクノロジーサプライヤーに挑戦します。当社の技術により、洋上風力事業者と開発者は、2030-2035年に短期間で到達することを望んでいた生産コストを達成します。技術検証が私たちが何を目指しているか確認すれば、今後数十年の間に、北海、米国西海岸沖、アジアの主要な開発プロジェクトにおいて、風力キャッチングシステムズの技術に大きなチャンスがあります。
– ラキッド・ベンドリス、 ノース・エナジーの投資ディレクター

引用元:Wind Catching Systems | News | Wind Catching Systems launches floating offshore wind technology



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